『小さな美しい村』について

 『小さな美しい村』は、1985年4月に埼玉県入間市二本木の茶畑の丘陵地で開校した盈進学園東野高等学校についての話です。

 2万坪の敷地に木造低層を主体にした施設が点在するキャンパスには池があり、木造の体育館、多目的ホール、武道場、それだけ鉄骨の大講堂が、それぞれユニークな存在感を示しています。
開校当時は、各新聞、週刊誌、グラビア、建築雑誌、テレビ等のマス・メディアで世に広く紹介され、開校後半年で国内外の建築家、教育関係者8,000人の方々が見学に見えました。ほとんど100%近くRCの箱である学校校舎のなかで、木造低層と木の体育館を初め多くのユニークな試みが話題をよびました。
当時、多くの方々からご質問を受けましましたが、充分にはお答えできず、教職員も含む学園関係者にもこのキャンパスの成り立ちについて伝えることのないまま今に至っています。

 開校から四半世紀、今までの理事、教職員の努力で、学園は今も教職員、生徒の活き活きとした毎日の学校生活を支えています。
樹木も育ち、豊かな緑に包まれたこのキャンパスについて、30年たった今、初めてその成り立ちの全容をお伝えしたいと願い、ホーム・ページを開設しました。

 そのほか、「低山歩きの二流登山家」と題した山についての短文や日々のブログなども公開してまいります。お読みいただき、またご感想を寄せていただければ幸いです。

2018年10月1日 細井久栄 

『小さな美しい村』

『低山歩きの二流登山家』